文系エンジニアのブログ

文系20代後半からWEB系エンジニアを目指す

株式会社ソニックガーデン

ソニックガーデンさんは自分がエンジニアを目指す前に知った企業です。

自分の理想とするような環境で企業活動されているので紹介したいと思います。

 

概要

株式会社ソニックガーデン (非上場)

所在地:東京世田谷 

事業内容:主にWEBアプリケーションの受託開発

 

注目ポイント 

納品のない受託開発

お客様に対して顧問プログラマーが付いて月額顧問料をもらうという考え方です。そのためIT企業ならどこでも行っているようなことがソニックガーデンさんではありません。

例えば

「要件定義不要」→顧問だから必要になった時に相談して作ってもらったらいいじゃん

「引き継ぎ不要」→作った本人ずっと見てくれるんだから引き継ぎとかいらなくね?

「修正見積もり不要」→そのために月々顧問料頂いてるからね

このようにお客さんからするととても相談しやすい環境であると言えます。

その代わりエンジニアは週ごとにでお客さんに成果を出さないといけません。

毎週プレッシャーがあるので今後の苦労がわかる業務だと思いますが、自分がエンジニアだったら長くコミュニケーションしてきたお客さんとだったら相談もしやすいし、作る作業に集中しやすいと感じます。

 

勤怠管理をしないチーム制度

始業時間、就業時間、勤務日数が決められていません。またお客さんとのミーティングもオンラインで行うため通勤すら不要なのです。なので東京の会社ですが、全国各地からリモートワークされているそうです。

そういった中で個人が適切な時間で働きますが、チーム活動なのでメンバーと相談しながら働くという方式を取られています。

これはソニックガーデンで働く人たちが「チームのことも考えつつ自分のやりたい裁量で働く」というセルフマネジメントができている人達の集団だから行えるやり方だそうです。だからこそ採用の仕方も少し変わっています。 

 

師弟制度・トライアウト

新卒は師弟制度があり、入社して数年は師匠プログラマの元で師匠の仕事を手伝いながら仕事の仕方や技術を磨いて認められたら顧問プログラマとして活動することになるそうです。ちなみに新卒の採用基準は「技術力」ではなく「将来性」を見るそうです。

中途はトライアウト制度をとっており、合格すればまず見習いとしての資格がもらえます。そこから新卒と同じように学習と修行期間を経て顧問プログラマへとなっていくとのことです。採用する際も履歴書が不要で、今何ができてどういったことが強みなのかを重視するとのこと。

 

 大事にする価値観

 ここが私が一番好きなところです。

ソニックガーデンさんは上場やスタートアップのような急成長を望んでいません。

家族や人生を犠牲にして事業の成功やお金持ちになろうとはしない考え方なのです。

無理な残業やハードワークをよしとせず、プログラマの「時間」を大切に考え、時間的に余裕がでることが何よりも大切な投資だと明言されています。

お金を稼ぐことも大切だけど、良い仕事を経て経験を積むことで将来のどんな状況にも生きていけるようにすることが将来の担保になると。

 

このような制度・考え方で企業活動をされて、

ホワイト企業アワードイクボス賞

・働きがいのある会社5位ランクイン

といった受賞歴も残されています。

 

自分が思うところ

ソニックガーデンさんのことを知った時は、こんな会社がどんどん増えてほしいなと思いました。上場が悪いことじゃないし、ソニックガーデンさんの働き方が全員にとって正解だとは思いませんが、個人の人生のことを大切に思う考え持って企業活動をしているところがもう少し世間に認知されてもいいなかと。

 

プログラミングがんばろ